Monster Sport モンスタースポーツ ペダルカバーをジムニーシエラ(JB74)に装着

カスタム

今回の動画はこちらになります。

この記事は、モンスタースポーツのペダルカバーを取り付けた記事になります。より詳しく知りたい方は、動画も併せてご視聴いただければ幸いです。

モンスタースポーツのペダルカバー購入した理由

前回の記事でフットレストバーを入れて、足元が良い感じにレーシーになったので、純正のゴムっぽいペダルがなんだかさみしく、というか見窄らしくなってしまいまして。

【ジムニーシエラ】ネオプロト フットレストバーの取付方法

そこで、シルバーかつレーシーな見た目になりそうなペダルカバーをあれこれ物色していたところ、カッコ良いモンスタースポーツのペダルカバーを発見した、という次第です。

他にも有名どころとしては、「APIO」や前回のフットレストバーでおなじみ「ネオプロト」などの候補がありました。

今回は、アクセルペダルの形状が見た瞬間気に入った、MONSTER SPORT スポーツドライビングペダルカバー になりましたというお話です。

モンスポのペダルカバーはアクセルペダルの形状が好き

MONSTER SPORT スポーツドライビングペダルカバー クリヤ アルマイト

僕は、昔スポーツカーに乗ってサーキットなどを走っていた経験があるので、ヒール&トゥが今でも好きなんです。マニュアル車といえば当たり前のようにヒール&トゥなんです。

ヒール&トゥとは?

ヒール&トゥとは、減速時のシフトダウン時に、下のギアに回転数を合わせるために、ブレーキを踏みながらアクセルを煽る動作をいいます。

サーキットなどでは高速走行時に、いきなり下のギアに入れてしまうとエンジンやミッション、クラッチに急激な負荷がかかり、各部を痛める原因になります。

また、あまりにも回転数が違いすぎると、エンジンでは回転差を吸収できずシフトロックという現象でタイヤがロックしてしまうこともあります。

それを防ぐためにアクセルを煽って、下のギアに回転を合わせてつなぐのがヒール&トゥです。

余談ですが、ドリフトのきっかけづくりで【クラッチ蹴り】というものがありますが、似たような現象をわざと引き起こして車の挙動を乱してドリフト状態に持ち込むテクニックだったりします。

ブレーキを踏みつつ
ブレーキを踏みつつ
クラッチを切ってアクセルを煽りシフトダウン
クラッチを切ってアクセルを煽りシフトダウン

トゥ(つま先)でブレーキを踏んで減速しながら、ヒール(かかと)でアクセルを煽ってシフトダウンする、という意味から来ています。

ヒール&トゥなんて市街地走行では必要ない

ぶっちゃけて言うと、ヒール&トゥは市街地の低回転走行において全く必要ないです。

でも日常で無意識にやってしまうんですよ。久しぶりに自転車に乗っても違和感なく乗れるのと同じことで、一度覚えたことは体が忘れないものです。

15年もマニュアル車から離れた体でもヒール&トゥは忘れていない。

ただ、残念なことに、ジムニーシエラの純正状態のアクセルペダルはブレーキと遠く、少し奥まっていて、ヒール&トゥがお世辞にもやりやすい配置ではなかったりします。

できないことはないけど、ヒール&トゥ時に右足の回転が大きく、肝心のブレーキの踏力が変わってしまう。これ、なんとかならないものか。

その観点から見たときに、なんといってもこのアクセルペダルの形状ですよ。モンスタースポーツのアクセルペダルは、左下が少し広がっています。

モンスタースポーツのペダルカバーは左下が広い
モンスタースポーツのペダルカバーは左下が広い

誤操作防止のためか、少し折り込んであるのが個人的には残念ではありますが、デザイン性は悪くないです。というかとても良い。

見た瞬間に「ヒール&トゥがしやすそうな形状だなぁ」と思いました。

うまくいけば、ヒールじゃなく、足の小指の付け根のちょい下くらいでアクセルを煽れそう(トゥー&トゥー)な理想的な形状をしています。よし君に決めた。

全くの余談ですが、昔ヒール&トゥのために、アクセルペダルに薄い木の板をガムテでグルグル巻きにしてアクセルペダルの位置を左側に延長してる猛者もいましたね。

今考えると危険が危ないのですが、僕が若かった頃はそんな古き良き、楽しかった時代でもあります。

モンスタースポーツ ペダルカバー 取付に必要な道具、工具類

まずは取付に必要となる工具類の紹介からいきます。

電動ドリル

モンスタースポーツのペダルカバーの場合は、既存のペダルに穴を開けてネジ止めする仕様になっています。そのため、穴を開けるためのドリルが必要になります。

僕はいつものハイパワーなマキタのインパクトドライバーでやりました。持っていない方は以下のようなAmazonで激安な電動ドリルセットでも全然作業はできると思います。

電動ドライバー ドリル 21v 1500mAh バッテリー2個付き セット
電動ドライバー ドリル 21v 1500mAh バッテリー2個付き セット

ドリルビット

ドリルビット
ドリルビット

ドリルビットも必要になります。

説明書には1mmのドリルと3.5mmのドリルを用意するようにあります。1mmで下穴を開けて、3.5mmで最終的に穴をあけるように指定があります。

ベッセル(VESSEL) クッションドリル<鉄工用> ドリルビット1.0mm

ベッセル(VESSEL) クッションドリル<鉄工用> ドリルビット1.0mm
ベッセル(VESSEL) クッションドリル<鉄工用> ドリルビット1.0mm

SK11 六角軸 鉄ドリル 適長 ノーマル 3.5mm

SK11 六角軸 鉄ドリル 適長 ノーマル 3.5mm
SK11 六角軸 鉄ドリル 適長 ノーマル 3.5mm

僕はマキタのインパクトドライバー(六角軸6.35mm)に適合する上記2本を用意しました。

後述しますが、僕のドリルの使い方が悪くて1mmビットの方はすぐに折れてしまいました。

結果的に2mmのドリルで作業を継続しました。これから作業する方は1mmのドリルを予備も含めて複数本用意するか、1.5~2mmくらいのドリルを購入するのも一つの方法かと思います。

SK11 六角軸 鉄ドリル 適長 ノーマル 2.0mm

SK11 六角軸 鉄ドリル 適長 ノーマル 2.0mm
SK11 六角軸 鉄ドリル 適長 ノーマル 2.0mm

オートポンチ

三共コーポレーション H&H オートセンターポンチ Mサイズ H-331

三共コーポレーション H&H オートセンターポンチ Mサイズ H-331
三共コーポレーション H&H オートセンターポンチ Mサイズ H-331

ドリルを当てる部分がズレないように印をつけて凹みを作る工具です。これはなくても作業はできますが、ドリルを使用する場合はあるとめちゃめちゃ便利です。

ハンマーいらずで、ぐぐっと押し付けるだけで内部のバネが反発して「バチンっ」と自動的にポンチを打ってくれるので、狭いジムニーの運転席足元では手放せない神工具です。

モンスタースポーツ ペダルカバーの内容物

※ペダルカバー説明書より転載
※ペダルカバー説明書より転載

主な内容物は以下になります。

  • アクセル ペダルカバー … 1枚
  • ブレーキとクラッチ ペダルカバー … 各1枚
  • 六角ネジとナット … 8組
  • 説明書
ブレーキペダルカバーとクラッチペダルカバー
ブレーキとクラッチは同じもの

ブレーキペダルカバーとクラッチペダルカバーは同じものが2枚です。ネジは六角ネジで、後ろからナットを入れて挟み込んで固定するタイプのものです。

ネジは、アクセル用に上下2本、ブレーキ(クラッチ)用に各3本ずつセットで計8本あります。とても小さなネジで予備もないので、うっかり無くさないように注意します。

モンスタースポーツ ペダルカバーの取付方法

アクセルペダル、ブレーキ(クラッチ)ペダルのどちらから手を付けてもOKです。本ブログでは動画内で行った順番通りに書いていきます。

ブレーキペダルとクラッチペダルのカバーを外す

ブレーキカバー外し 意外とかたい
ブレーキカバー外し 意外とかたい

まずはブレーキとクラッチのゴムカバーを取り外していきます。

このカバーは単に被せてあるだけなので、力技で強引に剥がします。簡単に剥がれるかなと思っていたら意外と硬かったです。後ろから前上方にめくり上げるように力を入れます。

穴あけ箇所にポンチを打つ

ゴムカバーを外したところ
ゴムカバーを外したところ

ブレーキ(クラッチ)ペダルのカバーを外すと、内部は鉄板になっています。

ペダルに向かって右側上下2箇所、左下1箇所に穴を開けていきます。開ける位置は実際にプレートをあわせて決めていきます。

穴あけ予定箇所にオートポンチで印をつけます。

オートポンチで印をつけたところ
オートポンチで印をつけたところ

ポンチしないとドリルでの穴あけ時に先端がズレやすくなるので、何かしらのポンチは使ったほうが良いかもしれません。

ブレーキペダルは、ヒール&トゥをしやすいように気持ち右寄り(アクセル側)に。クラッチペダルは、フットレストバーとの干渉を避けるために右寄り(ブレーキ寄り)にそれぞれ意識して配置しました。

ドリルで穴あけ

ドリルで穴開け作業
ドリルで穴開け作業

ポンチを打った部分にドリルで穴を開けます。

まずは1mmのドリルで穴を開けました。ペダルが奥に逃げてしまうため、なかなかうまくドリルを押し付けられず、1mmのドリルビットは速攻でボキリと折ってしまいました(※動画参照)。

1mmのドリルビットは折れやすいので要注意です。

ペダルが奥に逃げると、ドリルの角度が変わってしまうので、右手でドリルを押し付けながら、左手でペダルをがっしりと押さえるのが良いかもです。ドリルで指に穴を開けないように注意します。

1mmのドリルは使えないので、その後は2mmのドリルビットを使用して下穴をあけました。

最終的には3.5mmで穴を開けました。3.5mmはズレる余裕幅をもたせた大きさなので、きっちり精密に穴を開けられる人は3mm穴でも取付は可能です。(※動画参照)

ちなみに、ドリル使用後は足元が細かい鉄粉まみれになります。気になる方は事前に新聞紙などを敷いておくと良いかもです。気にしない方はそのままで 笑。

僕はハンディ掃除機で軽く吸っておきました。

タッチペンで防錆処理

タッチペンで防錆処理
タッチペンで防錆処理

ブレーキペダルとクラッチペダルは鉄板なので、錆止めがわりにタッチペンを塗布しておきます。軽く脱脂後に、穴開け箇所周辺にタッチペン(クリア)を塗り塗りしました。

ホルツ ペイント塗料 上塗り塗料 タッチアップ 補修ペン カラータッチ クリア A-4

ホルツ ペイント塗料 上塗り塗料 タッチアップ 補修ペン カラータッチ クリア A-4
ホルツ ペイント塗料 上塗り塗料 タッチアップ 補修ペン カラータッチ クリア A-4

僕はたまたま家にあったクリアのタッチペンを使いましたが、余ってるタッチペンなどがあれば隠れる場所なので色は何でも良いと思います。

アクセルペダルの穴あけ

アクセルペダルの穴あけ
アクセルペダルの穴あけ

アクセルペダルは実は取り外しが可能ですが、面倒なので、車体に固定のまま作業しました。少し狭いですが作業は可能です。

アクセルペダルカバーは、ヒール&トゥを少しでもしやすくなるように、左(ブレーキ)側ギリギリに付けてみました。

こちらはペダルカバーを取付箇所に当てながら穴の位置を確認し、そのまま直接ドリルを突っ込みました。アクセルペダルは柔らかいので割とラフにいけます。

ネジ止め

ねじ止め
ねじ止め

ブレーキペダルとクラッチペダルは各3本ずつ、アクセルペダルは2本でネジ止めします。

ネジは2mmの六角レンチで締めていきます。六角レンチはセットに付属してこないので、持っていない方は購入が必要になります。

もちろん単品で買えますが、Amazonではセットでもめちゃ安いので、時間のある方はこちらで買っちゃった方が得だと思います。

以下の六角レンチセットは、僕が自転車用に購入してもう2年以上酷使しても全く問題ないという超絶激安なオススメ品です。色別になっているのでサイズがとてもわかりやすいのが特徴です。

Goreson 六角レンチセット 9本組ボールポイント L型レンチ
Goreson 六角レンチセット 9本組ボールポイント L型レンチ

ナットはとても小さく、かつ、作業箇所は狭くて指が入りにくいのでナットの紛失に注意。指先で後ろからそうっとナットを抑えながら、六角レンチでクルクル回していくのがコツです。(※動画参照)

締め付けはそれほど強くなくても問題ないです。指で締められるだけ締めておきましたが、しっかりと固定できました。その後ネジが緩もこともなく順調です。

モンスタースポーツ ペダルカバーの完成した見た目

完成した見た目についてはこんな感じになります。

ドアを開けた見た目のイメージ
ドアを開けた見た目のイメージ

色合い的に、ネオプロトのフットレストバーと相性が抜群に良いです。足元がグッと引き締まって見えるので、ドアを開けるたびにニヤニヤするような出来ばえですよね。

ちなみに、モンスタースポーツのスポーツドライビングペダルカバーは、赤いペダルセットもあるので、内装にあわせて選べます。こちらもまたカッコ良いですね。

MONSTER SPORT スポーツドライビングペダルカバー レッドアルマイト

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