ジムニーシエラのエンジンオイル交換に必要なもの、購入したものについて記事にまとめました。
エンジンオイル交換に必要なもの
ジムニーシエラのエンジンオイル交換に必要なものと、購入した場合のざっくり価格、()内は1回分の単価をリスト化してみました。
- エンジンオイル 20L 16,000円 (2,900円/回)
- オイルフィルター(オイルエレメント) 10個 8,000円 (800円/回)
- オイルトレイ 4,400円
- オイルフィルターレンチ 1,600円
- オイルドレンパッキン 650円 (65円/回)
- ラチェットハンドル 3,800円
- ソケット 500円、エクステンションバー 800円
- オイル処理ボックス 500円
おおよその初期費用は、36,250 円 (価格はリストを全て購入した場合を想定)
エンジンオイル
ジムニーシエラのマニュアル上では、以下のオイル粘度が推奨されています。
- 0W-16
- 0W-20
- 10W-30
基本的には上記の粘度(もしくは近いもの)を入れておけば問題ないかと思います。普段街乗りがメインで、さらに燃費を気にするなら0W-16の一択で良いと思います。
今回はスズキの純正指定オイルでもある【エクスターF】をペール缶(20L)で購入しました。規格はSNのPLUSとなっており、現在最新の規格は【SP/GF-6】らしいので、こちらは少し古い規格なのかもしれません。
Amazonで1缶16,000円くらいでした。これで少なくてもオイル交換5.5回分くらいの量はあるので、単純に割りかえすと1回あたりのオイル代としては2,900円くらいなイメージでしょうか。
去年、某オートバックスで交換してもらったときは、エレメント交換なしのオイルのみで5,500円かかったので、2,900円ならまあ安いほうじゃないかと思います。
ジムニーシエラのエンジンオイル量は?
マニュアルには、以下の記載がありました。
- オイルフィルターを交換しない場合・・・3.4L
- オイルフィルターを交換する場合・・・3.6L
今回は、オイルフィルターまで全て交換するので、トータルで3.6Lくらいあれば良さそうです。
ジムニーシエラのオイル交換頻度はどのくらい?
ジムニーシエラの場合は、マニュアル上では、15,000km走行時、もしくは12ヶ月のどちらか早いほうでの交換となっています。
僕はできるだけ長く大切に乗りたいので、少々早いですが5,000~6,000kmごとに交換することにしています。
余談ですが、僕はトリップメーターのBをオイル交換専用にあてています。(Aは給油ごとにリセット)。こうすることでオイル交換後に何km走ったのかが一目瞭然でわかるため、オイル管理が楽になります。
オイルフィルター(オイルエレメント)
オイルフィルターは、エンジンオイル内の細かいゴミをフィルターでろ過してきれいに保つためのパーツです。
汚れが酷くて、フィルター自体が詰まると機能しなくなるため、通常はオイル交換2~3回に1回交換が推奨です。
今回は、スズキ純正ものを購入しました。10個セットとこちらも大人買いしたので、あと数年はオイル交換に困ることはなさそうです。
オイルトレイ
エンジンから抜いたオイル(廃油)をいったん受けるための受け皿です。
こちらは、オイルを投げやすくするための斜めカット部分(上写真の下部分)もあり、オイルフィルターを置くための部分もありで、オイル交換に特化した作りでとても使いやすいです。
サイズは少し容量大きめの6Lですが、ギリギリのサイズだとオイルが並々になって動かすのが大変になるので、廃油をためるにはこのくらい大きく深い方がベストです。
オイルフィルターレンチ
オイルフィルターを取り外すためのレンチです。ジムニーシエラ用(おそらくジムニーも共通)は64mmのものがピッタリハマります。
ちなみに、ジムニーシエラのオイルフィルターは、ロッド類が邪魔をしてかなり奥まったところにあるため、後述するラチェットハンドルとエクステンションバーをセットで使います。
オイルドレンパッキン
ドレンボルトにつけるパッキンです。ドレンボルトとオイルパンの間に入って隙間を埋めてくれるパーツです。
このパッキンは再利用する方もいるようですが、本来はパッキン本体が潰れてオイルを漏れないようにする仕組みであるため、一度潰れたパッキンを再利用するとオイルが漏れやすくなるようです。
1枚数十円と安いものなので毎回交換するようにしましょう。僕は以下の10枚セットを購入しました。
ラチェットハンドル
ドレンボルトとオイルフィルターの取り付け、取り外しに使用します。
ラチェットハンドルは、車いじり全般に高頻度で使用するものです。何より車体下回りの狭いシーンでは素早く回せるラチェットハンドルはもはや必需品になります。
持っていない方はマジでこの機会に1本くらい買っておくことを強くオススメしたいです。個人的には以下のような首振りタイプが好み、というかオススメ。
ソケット、エクステンションバー
ドレンボルトのサイズは14mmになります。
工具は一生モノなので、ここはソケットセットを購入することをオススメしたいのですが、他は全くいじらないというのであれば、単品で14mmのソケットを購入しても良いかもです。
エクステンションバーは、ソケットの位置を延長するためのものです。
ジムニーシエラのオイルフィルターは、左右からくるロッド類が邪魔で、奥まった部分に位置するため、この延長バーがないとレンチが届きません。こちらも必需品です。
オイル処理ボックス
以下のようなオイル処理ボックスというものがあります。
こちらはエンジンオイルの廃油の処理に使います。
僕は知り合いのスタンドに廃油の処理をお願いしているのですが、最近ではスタンドとかでも廃油を処理してくれないところがあるようです。処理してもらうときには、事前に確認したほうが良さそうです。
オイル処理ボックスは、箱を開いて廃油を吸わせれば基本燃えるゴミとして処理できます。オイル処理ボックスの捨て方については、お住いの自治体のルールに従ってください。
エンジンオイル交換にあると便利なもの
ここからは、あると確実に幸せになれる便利なものを紹介します。
- ロングノズルオイルジョッキ 1,000円
- トルクレンチ 3,400円
- キムワイプ 300円 と パーツクリーナー 600円
- マグネット付きドレンボルト 2,300円
- オイルフィルターカッター 2,200円
- 油汚れに強いグローブ 1,500円
ロングノズルオイルジョッキ
エンジンオイルを入れるときに、専用のオイルジョッキがあると作業が楽です。
特にこちらのようにロングノズルタイプだと、エンジンルーム内にオイルをこぼすこともなく、誰でも確実にかつ簡単にオイルを入れられます。
オイルジョッキをケチって直接入れようとすると絶対失敗するのでオススメしません。
トルクレンチ
ドレンボルトやオイルフィルターは、車体側がアルミでできているため、締め過ぎは危険です。
特にオイルフィルターのエンジン側のネジ部分は弱いので、締め付け過ぎは厳禁です。そうかといって、ゆるすぎてもオイル漏れの原因になるため、危険が危ないのです。
整備経験が豊富で、ある程度のトルク感覚(※手ルクともいう)に自信があればそれほど問題はありませんが、整備初心者の方は、何も考えずトルク管理することをオススメしたいです。
ドレンボルトは35N・m、オイルフィルターは15N・mで締めました。
僕は SK11のデジタルトルクレンチ を昔から愛用していますが、ここまで高価なものを購入する必要は全くありません。
Amazonとかで3,000円~4,000円くらいで売られている以下のような機械式のものでも全く問題ありません。
キムワイプとパーツクリーナー
オイルというものは全く不思議なもので、どんなに細心の注意を払っていても必ずどこかしらが汚れます。
キムワイプは水や油の拭き取りに適したもので、形状的にもティッシュ感覚でざくざく使えて便利です。安く買いたい場合は、6箱セットをAmazonの定期便として買うのが個人的なオススメ。
パーツクリーナーは、ジェットの力で汚れを吹き飛ばし、オイルや油汚れを溶かして落としてくれます。
揮発性も高いため、すぐに乾くのもスグレモノです。キムワイプとセットで使うと、オイル汚れはびっくりするくらいキレイに落ちます。
作業後に、下回りのやドレンボルト付近、オイルフィルター周りを清掃することで、以後のオイル漏れの確認ができるようになります。後片付け時やオイルフィルターの分解時にも大活躍です。
マグネット付きドレンボルト
※こちらは必須ではありません。
せっかくドレンボルトを外すので、僕はマグネット付きのものと入れ替えました、ということです。自己満足の世界。
こちらは、ドレンの先端に強力なネオジム磁石がついているので、エンジンオイルに混ざった鉄粉などをここに吸着して、エンジン内部を保護してくれます。
オイルフィルターカッター
取り外したオイルフィルターを分解するための特殊工具です。
2つのベアリングでオイルフィルターを抑えて、パイプレンチような感覚でぐるぐると回しながらフィルターを途中からカットする仕組み(※動画後半参照)です。今回始めて使いましたが、今後は必須級の神工具でした。
これまで厄介だった取り外したあとのオイルフィルターですが、これでしっかりゴミ分別して捨てることが可能になります。
油汚れに強いグローブ
オイルで手を汚したくない場合は、こちらもあったほうが良いです。
100枚セットで、1枚15円くらいなので、使用後はそのままゴミ箱へ。
車の整備中などは、不注意で手を切ってしまうことなども考えられるので、グローブをすることで手の保護にもなります。
ただ、通気性は皆無のため、暑い日に長時間使用すると内部がムレまくります。
必要なものまとめ
ということで、ジムニーシエラのエンジンオイル交換に必要なものをまとめてみました。
初期費用として意外とコストはかかっている気もしますが、あと4回はオイルとオイルフィルター交換がタダでできる ことを考えると、トータル的には安いと思います。
長くなりすぎたので、オイル交換については次回記事にしていきます。
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