【ジムニーシエラ】ネオプロト フットレストバーの取付方法

カスタム

今回の動画はこちらになります。

そもそもフットレストとは

フットレストとは、運転中に左足を置くスペースのことです。

もともとジムニーやシエラはこのフットレスト部がない上に、ここは空間的にもかなり狭く設計されており、フットレストを常用する僕には、ちとキツいものがありました。

このフットレストがないと、運転中の左足は、クラッチ操作を終えると、所在なさげにクラッチの少し左下の床あたりにいることになります。なんともフワついた感じです。

ということで、ネオプロトから発売されているフットレストバーと呼ばれるものを取り付けてみました。今回は取付方法の説明記事になります。

ネオプロト フットレストバーについて

購入したのはこちらです。

ネオプロト(NEOPLOT) フットレスト フットレストバーNEO NP78270

形状は1本モノのバーになります。車体に穴を開けて台座部分のネジ止めが必要になります。このバーに左足を乗せる、というか、もたれかかるといった感じで乗せます。

ネオプロト フットレストバーの取付に必要な工具類

フットレストバーを取付するにあたり、以下の工具類を新たに購入しました。

トルクスレンチセット

トルクスキーレンチ 9本セット ロング 黒

動画内で紹介しているものとは違いますが、トルクスレンチのセットものを買いました。時間がなかったので近くのホームセンターで購入。

トルクスネジ

トルクスネジは、星型の形をした特殊な形状で、専用のレンチじゃないと回せません。海外では割とメジャーらしいですが、日本ではあまり馴染みのないものですよね。

ネオプロト フットレストバー台座の固定に必要なトルクスレンチはT40と呼ばれるサイズのものです。今回の作業だけを考えるならT40を単体で購入したほうが安いです。

アネックス(ANEX) レンチ へクスローブ T40

僕はそもそもネジのサイズがわからなかったのと、工具マニア的な思考でフルセットになっているものを購入したわけです。

このテの工具を購入するときは「いつか感謝するときが来る!」って信じて買ってます 笑

ドリルビット 3種類

ドリルビットも購入
ドリルビットも購入

本体をネジ止めするために、ジムニーのボディーに9mmの穴を開ける必要があります。

ということで、今回ドリルビットは2mm、4mm、9mmの3種類を用意しました。いきなり9mmの穴あけはいくらなんでも無茶すぎるので、徐々に穴を大きくしていこう、という考えです。

SK11 六角軸 鉄ドリル 微短 チョイみじ 2.0mm

SK11 六角軸 鉄ドリル 適長 ノーマル 4.0mm

SK11 六角軸 鉄ドリル 適長 ノーマル 9.0mm

マキタの電動インパクトドライバーでも使用できる六角軸の鉄鋼ドリルです。

オートセンターポンチ

これはいいなと思って衝動買いしたものです。実際に使ってみて神工具認定しました。

三共コーポレーション H&H オートセンターポンチ Mサイズ

ぐぐっと押し付けるだけで内部のバネにより反発してポンチを打ってくれます。従来のポンチのようにハンマーで打たなくても良いのでとても楽です。狭い車内で特に重宝します。

ポンチの強度自体も変えられます。ドリルを当てるときに目印及びドリルがすべらないようにこのポンチでカツーンと印を付けます。

ネオプロト フットレストバー 内容物

ネオプロトのフットレストバーの内容物は以下になってます。

  • バー本体 (65mm) 1本
  • 車体取付用台座(プレート) 1枚
  • バーと台座を固定するための六角ネジ(4mm) 1本
  • プレート固定用のトルクスネジ(T40)、ナット(12mm)、ワッシャー 各2セット
  • とても丁寧な説明書(内装の外し方など絵付き)

ネオプロト フットレストバー 取付手順

説明書に沿った形で取付手順を記載していきます。説明書画像はネオプロトのWEBサイトより転載しています。とてもわかりやすい説明書で、正直この画像だけで何をすればよいのか理解できます。

運転席側のフロアマット、ロワーインサイドカバーを取り外す

まずは運転席側のフロアマットを引っ張って外します。

ロワーインサイドカバー
ロワーインサイドカバー

次に、上図のロワーインサイドカバーを外します。こちらはツメで引っかかっているだけなので、下側に指をかけて勢いよく手前に引っ張るだけで外れます。

フロントボックスの取り外し

フロントボックス
フロントボックス

センターコンソールのブッシュクリップを4箇所取り外します。片側2箇所ずつあるので、運転席側、助手席側の左右で計4箇所を外すと、ボックスが外れます。

ブッシュクリップは、マイナスドライバーや内装剥がしなどで真ん中のツメをこじって浮かせると簡単に外れます。

フロントボックスブラケットを外す

フロントボックスを外すと、下からフロントボックスブラケットが出てきます。ここの純正ナットを2つ外してフロントボックスブラケット(金具)を取り外します。

フロントボックスブラケット
フロントボックスブラケット

センターコンソールロワーカバー外し

センターコンソールロワーカバーを手前に引っ張りながら外します。ツメで引っかかってるだけなので、一気に手前側に引っ張るとボコッと外れます。

裏にシガーソケットなどのコネクターがささってますが、目的はこの後めくるフロアカーペットを自由にすることなので、僕はコネクタ類は外さずにそのままにしておきました。

フロアカーペットをめくる

足元の奥壁に大きな樹脂製のマイナスクリップがあるので、それをひねって外します。その後、フロアカーペットをグイグイと引っ張りながらめくっていきます。

少し固いですが、フロアカーペットは無理やり引っ張っても大丈夫です。引き剥がして裏返しにします。

フロアカーペット裏のフェルト外し

フロアカーペットをめくると、裏にクッション生地のフェルト部分があるので、点線の部分を指で引きちぎります。もしゃもしゃ指でむしっていくと、切れ込み部分からなんとなくキレイにとれます。

穴あけ位置のマーキング

クラッチレバーが後の作業の邪魔になるので、奥に押し込んで、太めのタイラップで拘束します。

クラッチを固定
クラッチを固定

フットレストバーの台座部分を図のラインにあてて、穴を開ける位置2箇所をマーキングします。

台座の固定位置は、台座の長辺を鉄板のつなぎ目に沿う位置に置き、下の位置を鉄板つなぎ目の下の延長ライン上にのせるような位置で固定します。

フットレストバー 台座の装着イメージ
装着イメージ

ここではオートポンチが大活躍でした。

台座の位置は、数mmくらいズレてもフットレストバーの使用上問題はないです。大胆にいきましょう。2箇所のポンチ位置が、きちんと台座の穴中心と合うことだけ意識してます。

電動ドリルで9mmの穴あけ

電動ドリルを使用して穴あけをします。まずはポンチ位置に2mmの穴を開け、4mm、9mmと太くしていきます。

マキタのインパクトドライバーで9mmの穴あけ
マキタのインパクトドライバーで9mmの穴あけ

僕はマキタのハイパワーなインパクトドライバーを使用していますが、それほど厚みのない鉄板なので、安物の電動ドリルでも全然行けそうです。

一応鉄板なので、穴あけ後はサビ止めしたほうが良さそうです。

本当はクリアのタッチペンがあればよかったんですけど、手元になかったので、取り急ぎ大昔に使っていたボデーペン(車の塗料)をふいておきました。見えないところだからまあいいよね。

サビ止め処理
サビ止め処理

カーペットに穴あけ

フロアカーペットを本来ある位置に一旦戻して、穴あけの位置と同じ位置を探って、カーペット側にも穴を開けます。千枚通しがあれば穴を見つけるのに便利です。

位置がわかったら、細めのマイナスドライバーなどで何度も何度もザクザク突き刺して、フロアカーペットの繊維を崩しながら穴を広げていきます。

フットレストバーを車体にネジ止め

フットレストバーの台座にバーを取り付けます。付属のネジで裏から六角レンチ4mmで締め込みます。

説明書ではここの締め付けトルク【20N・m】となっていますが、ちょっと無理っぽいので、できるだけフルパワーで締めました。

台座をフロアカーペットの上から取り付けて、トルクスネジを穴に押し込みます。

下から覗き込んだところ
下から覗き込んだところ

車体をジャッキアップして下から覗くと、ミッションケース横の隙間に室内から飛び出した2本のボルトのネジ山が見えます。ここにワッシャーを入れて、12mmのナットで締め込みます。

飛び出したボルトにナットを入れようとすると、ネジが車内に引っ込んでしまうため、僕は一人でこんな感じでボルトを抑えつつやりました。

ネジが引っ込まないように抑えてるの図
ネジが引っ込まないように抑えてるの図

確実にやるためには、車内でトルクスレンチでネジを固定する人と、車の下でナットを締め付ける人の計2名は必須だと思います。

ここは下から上を見上げる形で作業性も悪く、力もうまく入りません。横にあるミッションケースで圧迫されていて究極に狭いので注意。

特に画像奥側のナットを締めるのは至難の業です。狭くて手が入らず、指先が届くか届かないかくらいの感じで、ワッシャーとナットをかけるのですら一苦労でした。ラチェットレンチは狭くて使い物にならず。

死闘の末、取付完了
死闘の末、取付完了

手持ちのコンビネーションレンチでなんとか締めましたが、一度に少しずつしか締められないため、何度も何度も持ちかえて、腕が疲れたら休んで、と果てしない死闘の末、なんとか完了しました。

ここではこんな感じのラチェットタイプのコンビネーションレンチがあれば間違いなく早く、そして楽だと思うので、楽したい方はこんなのをご用意ください。

ちなみに、素手でやったので、納車時にオプションでやってもらった下回りのシャシーブラックで手がベットベトになりました。これがまた石鹸とかで洗っても全然落ちなくて焦った。

同じくこのオプション付けてる方は、ショーワグローブ ニトリストなどでしっかりガードしてから作業するの推奨です。

取付直後の感想

こちらは、取付直後の感想になります。長期間乗った感想については別記事でまた書きますね。

バーに足が引っかかる

ジムニーのクラッチ左側の空間は結構狭いです。そこにバーを取り付けしているので、当然ですがやはり狭いです。

意識しないと足が引っかかる
意識しないと足が引っかかる

僕の靴のサイズは26cmなんですけど、冬靴など、少し幅広い作りの靴だとクラッチ操作時に当たります。ある程度意識してクラッチの右側を踏まないと操作時に引っかかるときがあります。

女性など、靴のサイズが24cm以下とか小さい人であれば問題ないと思います。

商品に標準付属のバーは65mmなのですが、どうしても気になるようであれば、1cm短い55mmのバーが単体別売りで売ってたりします。

これ足の大きな男性用として55mm版のフットレストバーも出してほしいですよね。

ネオプロト(NEOPLOT) フットレスト オプションフットバー 55mm

こちらを購入すればよいかと思います。

ただ、26cmくらいの靴なら慣れれば65mmのバーでも全然いけますし、バーを短くすると今度は足の安定性や踏ん張りがきかなくなったりするんでしょうね。難しいところです。

フットレストバーは、おそらく一度車体に付けてしまうと、交換するときにまた取り外さなければならなくなるため面倒です。

足のサイズが明らかに大きな方(28cm以上とか)なら、最初から55mmのバーも購入しておいたほうが良いかもです。

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