ジムニーシエラ(JB74)のリアバンパーの外し方について記事にしていきます。
今回の動画はこちらになります。
実は外すのにかなり苦労しました。途中で外すのやめようかとすら思いましたが、なんとか自分を奮い立たせて外した次第です。
本記事は、今後、リアバンパー外しに苦労しないように自分への記録として残しつつ、他のジムニー&シエラ乗りの方への情報提供として記録するものです。
リアバンパー外しは簡単だけど難しかった理由
バンパー自体は単純に10mmのネジ8本とクリップ2本でとまっているだけなので、ナンバーの部分に気をつけて外せば簡単です。このあたりは後述します。
が、バンパー裏についている配線カプラーの取り外しには大変難儀しました。一時は外すのを諦めて今日のこの日は無かったことにしよう、と思ったほどです。
苦労した点は主に以下のような点です。
- 配線が突っ張るためリアバンパーを地面に置けない
- 中腰でリアバンパーを支えつつ、カプラーを処理しなければならない
- バンパーと車体の隙間から中を覗く形になるのでカプラー形状が見えにくい
- 小さなカプラーがガッチリハマっていて全く取れる気がしない
二人で作業していれば、バンパーを支えてもらいながらカプラー周辺を確認しながら作業に集中できるのですが、一人だとなかなか厳しいです。
リアバンパーの重みで配線が伸び切ってしまい負荷がかかるので、バンパーを落ちないように中腰で抑えながら作業しなければなりません。(※これはコンクリートブロックで車高を上げていたからかもしれませんが)
なにか良いものないかな?みたいに気軽に工具を探しに行けない。
またカプラーの位置が、バンパーの隙間から覗いて奥の位置にあるため、そもそも狭くて手が入りにくく作業性が悪いというのもあります。
リアバンパーの外し方
それではここからジムニーシエラのリアバンパーを外していきます。
ネジ8本、クリップ2本を外す
まずは後ろの牽引フックの右側あたりにあるネジを外します。左右2箇所あります。
次に、リアのフェンダー内にあるネジを外します。下の写真内で指さしている部分です。
ちなみに、ネジは全て10mmなので、小型のラチェットや10mmのソケットがあると全てのネジが外せます。
動画内では電動ドライバーを使っていますが、持っていない方は、小型のスイベルラチェットハンドルが小回りがきいて早回ししやすいのでこの手の作業にオススメ。
作業箇所は場所によって狭いので、以下のエクステンション(延長バー)と、くねくね動くボールジョイントがあれば更に幸せに作業できます。(なくてもできます)
次にバックドアを開けて、以下の赤矢印4か所のネジを外します。ネジサイズはこちらも10mmです。
同じくバックドアの下の以下の矢印の位置のクリップを2か所外します。
クリップをよく見ると、マイナスドライバーが入りそうなくぼみがあります。この部分をマイナスドライバーなどでくいっと起こしてあげます。
ツメが起きると、あとは指で外せます。写真超絶拡大してるので汚くてすいません。(実際に汚い)
ナンバーの下のフック2か所を外す
次に、ナンバー下にある黒いフックのようなものを外します。
動画内では作業が初めてで、イマイチ仕組みがわかっていなかったので無理やりナンバーからズラしています。
このフックは、リアバンパーを取り付ける際にはけっこう邪魔になるので、外しておいたほうが良いかもしれません。
こんなパーツ(フック)がリアバンパー裏の穴にハマってます。
外し方は、
- 両サイドのツメを内側に押し込こんで下に落としてから
- 写真手前側にスライドさせます
配線のカプラーを外す(ココ大苦戦)
さて、ここまで来たらあとはリアバンパーが外れます。
しかし、ここからが本当の戦いでした。バンパーの裏側にリアテールの配線と2つのカプラーが入っています。これがまあびっくりするくらい外れないはずれない外れない。
下の写真が、リアバンパーを少しずらすと見える黒いカプラーカバーです。動画から切り出した画像なのでピンボケしててすいません。
- 黒いカプラカバーの左右のツメを指でつまむように押しこむ
- パカっと開ける
言葉だと説明が難しいですが、このカプラーカバーは横にツメのようなものが入っていて、それを両側から押しながら「2」の方向へ力をかけると、下側を支点に貝殻のようにパカっと開きます。
カプラーカバーを開けると、そこに配線カプラーが2本ささっています。下の画像は30分の死闘後にようやく抜けたカプラー達(ボロボロ)です。
右の大きなカプラーは、ツメを赤矢印の方向に力がかかるようにラジオペンチでつまんで引っこ抜くように上に引っ張ることでスポンと簡単に抜けました。
問題は左側の小さなカプラーです。
これが全く抜けなかったです。もう抜ける気配すら感じられなかった。固着していたのかもしれません。
このカプラーは、手持ちのラジオペンチでは口が滑ってしまい全くだめでして、はさみ口幅が広くホールド性の高いウォーターポンプレンチを使って、ガッチリとツメごとくわえこんで「フンッ」という感じで引き抜くと、スポッと外れました。
カプラーのメス側はこんな感じになってます。ちょうど指で摘んでいる方のメスカプラーが例の問題児のメスカプラーです。
僕はよくわからなくて途中でこちらも外したのですが、こっちは外す必要はありません。
これは全くの余談ですが、人差し指をかけているこのツメに惑わされました。こちらのツメは赤矢印側(外側)に開くことで外れます。
あまりにもカプラーが外れなさすぎて、もしかしてこのツメが原因なのかしら?と疑って苦労して外したのですが、このツメはメスのカプラー自体をバンパーから外すためのものでして、全く関係ないものでした。
配線カプラーが外れたら、後はリアバンパーを適度にゆすりながら、リアナンバーをかわすように気をつけながらバンパーを下ろして完了です。
まとめ 一度やれば次は大丈V
車イジり全般に言えることかもしれませんが、一番の敵は知識の無さです。
知ってさえいればどうってこともないことなのに、知らないがゆえに盛大に壊してしまう、なんてことが車イジりでは往々にして起こります。
車のカプラーは、ある程度の力が必要な反面、無理をするとあっさり壊れて取り返しがつかなくなる、という恐怖との戦いでもあります。しかし、
こうすれば確実に外れる
という知識があれば、怖いものではありません。あとは、取り外しを楽にしてくれるお助けアイテム(専用工具)のようなものがあれば完璧だと思いました。
ということで、僕はこちらをポチりました。
こちら、カプラー外しに特化した専門工具です。
こちら、未来の僕を助ける(と思われる)神アイテムでして、機会があったら鬼固着したカプラーにでも試してみたいと思ってます。その際にはまた動画にしますね。
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