ジムニーシエラ(JB74)、実際に使ってみてわかったクルーズコントロールのメリットとデメリット

ジムニーシエラ

土曜日の朝イチで札幌で用事があったので、金曜の夜から弾丸車中泊に行きました。

今回の動画はこちら

クルーズコントロールの操作や内容、道の駅当別での車中泊の様子は以下の動画を御覧ください。

この動画内では、行きがけにクルーズコントロールについて実際に高速道路を走行しながら試しています。

この記事では、ジムニー及びジムニーシエラに搭載されたクルーズコントロールについて軽く触れてみたいと思います。

ジムニーシエラのクルーズコントロールについて

そもそもクルーズコントロールとは

クルーズコントロールを知らない方のために少しだけ解説しておくと、クルーズコントロールとは、速度を自動的に一定に保ってくれる機能のことです。

例えば、高速道路などで時速100kmで走っているときにクルーズコントロールを設定すると、以後100km/hをキープしたまま自動的にアクセルをオンオフしながらずっと走ってくれます。アクセルは完全リリースでOKです。アクセル操作は車が勝手にやってくれます。

メーカーや車種によっては、クルーズコントロール自体の機能は少しずつ違うので、ここではジムニーシエラに搭載されているクルーズコントロールについて解説します。ちなみに、ジムニー搭載のクルーズコントロール機能も全く同じだと思います。

ジムニーシエラに搭載されたクルーズコントロール機能

ジムニーシエラのクルーズコントロール機能の搭載車ですが、最上位グレードのJCに搭載されています。ジムニーも同じく最上位グレードのXCにのみ搭載されています。

僕はジムニーシエラを購入するときに、このクルーズコントロールが欲しくてJCにした、という経緯があります。ちなみに普段はほとんどこの機能を使っていませんが。

ジムニー及びジムニーシエラに搭載されたクルーズコントロール機能は、速度を一定に保ってくれるだけ、というごく標準的なものです。

最近の高級車にありがちな、前方の車両の速度に合わせて自動的に速度を調整してくれる高度な機能はありません。

なので、前方の車が急減速したら追突する可能性があります。厳密には自動ブレーキや前方注意の警告がきくかもしれませんが、自動追尾的な機能はありません。

クルーズコントロールの設定方法

クルーズコントロールの設定方法は、ステアリングのクルーズコントロールスタンバイボタンを押して、クルーズコントロールスタンバイ状態(センターコンソールにクルーズコントロールマークが表記される)にしたあと、設定したい速度にしてからプラスマイナスのレバーを下のマイナス方向(SET)を押すだけです。

設定可能な速度は、スズキのサイト上では45km/h〜100km/hとされています。設定後に後述するプラス・マイナスレバーの上下により速度の調整が可能です。

基本的にはセットボタンを押したときの車速が記憶されて、解除するまでその速度で車が走るようになります。

ブレーキを踏むと解除される

ジムニーシエラのクルーズコントロール機能は、ブレーキを踏むと自動的に解除される仕様となっています。ステアリングに搭載されたCANCELボタンで解除もできますが、ブレーキでサクッと解除されるので、いざというときでも安心です。

アクセルのオンオフでは解除されません。

例えば、高速道路で前の車を抜きたいときなど、アクセルを踏み込んで一時的に速度を上げて抜いた後にアクセルをまた戻すこともできます。

アクセルを離せば自動的に設定時のスピードまで落ちます。あくまでもクルーズコントロール設定時の速度を一定に保つ機能となっています。

クルーズコントロールは、一般道でも使用はできますが、前記したようにブレーキを踏むたびに解除されてしまうので、街乗りで使用すると設定、解除、また設定、解除…を繰り返すことになります。

最初は面白いのですが、そのうち面倒になります。なので、用途としてはやはり高速道路に限定するのが良いかと思われます。

プラス・マイナスボタンで速度の微調整ができる

ジムニーシエラのクルーズコントロール機能は、速度の調整が可能です。ステアリングには、クルーズコントロール調整用のプラスマイナスボタン(上下に移動可能なレバーボタン)が搭載されています。

クルーズコントロール設定中にこのボタンを一回上に倒すと体感2km/hくらい速度が上がります。プラス方向にボタンを押しっぱなしにすることで連続して加速させることも可能です。もちろんマイナス方向は減速になります。

クルーズコントロールのメリット

ここからは、クルーズコントロールのメリットについて思いつくままに書いていきます。

アクセルから足を外せる

一番のメリットはこれに尽きると思います。クルーズコントロールがない場合は、当たり前ですが、アクセルを常に一定量踏み込んでいないと車が止まってしまいます。

長時間の高速道路走行時には、速度一定で走ることも多く、このアクセル一定という足首の固定動作が辛くなることがあります。クルーズコントロールは、一度設定すると、以後は右足をリラックスさせて遊ばせておくことができます。

もちろん、いつでもブレーキを踏めるようにアクセル以外の意識の集中は必要ですが、高速道路運転の大部分を占める、アクセル一定操作の負担がなくなるので、想像以上に運転の負担を減らしてくれます。

到着時刻が正確に読める

例えば、時速100kmで走っていれば、1時間で100km進みます。高速道路の場合は、信号や障害物がないので、速度を一定に保ちやすいです。

つまりは、目的地までの到着時間がかっちり計算できます。100km先の目的地につくために、現在クルーズコントロール100km/h設定で走っているとすれば、あと1時間で到着するなぁ、という計算がたちます。

目的地までの走行時間が正確にわかると、体がそれなりの準備をするので、疲れの軽減になったりもします。

クルーズコントロールのデメリット

なんだか良さそうなクルーズコントロールですが、使ってみて実際に感じたデメリットもありました。

アクセル操作が自動なので車に酔う

これは盲点でした。

高速道路のアンジュレーション(高低差)などで、登り坂で速度が落ちると加速したり、下りになると減速したりを自動的に繰り返すので、他人にアクセルを委ねている…、つまりは他人の運転に乗っているような感覚になります。

普段、自分が運転している場合は、自分の操作で次に起こるGを体感的に予測することができるため、酔わないのですが、予測できないところで加減速されるとこれが微妙に車酔いを誘発します。

この加減速の感覚は、実際に乗ってみて感じた正直な感想としてはあまり良くない感じでした。自動的に加減速される感覚的なキモチワルサ、ぜひ皆さんにも体感してほしいです。

とはいえクルーズコントロールは楽

とはいえ、なんだかんだいっても高速道路での走行は楽です。アクセル操作は日々の鍛錬が重要なので、こればかりに頼っていると運転が下手になりそうです。

ただ、通勤や業務中などに高頻度で高速道路を走行するような方には、クルーズコントロールは疲れ軽減の強い味方になると思います。

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