ジムニーシエラにETCを取付 フロントパネル、メーターパネル外し

ジムニーシエラETC取付 カスタム
ジムニーシエラETC取付

ジムニーシエラにETCを取り付けました。

取り付け前に、ETCの取り付け方法を考えている準備動画も作りましたのでよろしければ一度ご御覧ください。

ジムニーシエラ 電源はどこから取る問題

電装品を取り付けするとなると、電源をどこから取ろうかなって迷いますよね。僕も過去の少ない電装品取り付け経験から、いくつか候補を思いつきます。

  • ヒューズボックス
  • オーディオ裏
  • シガライターソケット裏

一般的にはこんな感じでしょうか。個人的に簡単だと思うのはヒューズボックスからとる方法ですかね。エーモンから専用のこんな感じの電源取りキットみたいなものも発売されてます。

基本的にはヒューズボックス内の【走行とは密接に関係なさそうなヒューズ】(例えばシガライターなど)に入れ替えて使います。

もう一つ考えなければならないことがありまして、必要な電源についてです。ほとんどの電装品は、プラスからはACC(アクセサリ)電源、マイナスのアースが取れれば良いと思います。

電装品の種類によっては、常時電源やイルミネーション電源なども併用して必要になりますが、今回のETCに関しては、ACC電源があれば事足りそうです。

ACC電源とは

キーの位置がACC(アクセサリー)にあるときに電流が流れる。鍵でエンジンスタートする車であれば、セルスタートする前にキーを1段階ひねったときに流れる電源。ボタンスターターの場合は、ブレーキを踏まないでボタンを押したときに流れる電源。どちらもエンジン始動中は常時流れ、エンジンストップ後には切断される電源。

電源はオーディオ裏から取るのが最も簡単

今回は、オーディオ裏から取ることにしました。基本的にオーディオ裏には、常時電源、ACC電源、イルミ電源などすべての電源が来ているはずなので、必要な電源を見つけることができれば最も手間なく簡単に配線ができます。

ちなみに、僕のジムニーシエラはオーディオ類を付けていないのですが、ある部品を取り付けるだけで超絶簡単に様々な電源を取ることができるようになります。ある種の裏技的な発想ですが、スズキ用のオーディオ専用ハーネスを使用します。

スズキ オーディオハーネス

これは本来、カーオーディオやナビを取り付ける際に、簡単に電源を取り出せるように考えられた配線キットです。僕はオーディオを取り付けるわけではありませんが、今回はこのハーネスキットを電源取りに使用しました。

ジムニーシエラへのETC取り付け

取り付けに関しては詳しくはこの動画の中で詳しく解説しています。お時間のある時に見て頂けると幸いです。以下に大まかな手順を載せておきますが、順番は前後しても良いと思います。

オーディオパネル周りの取り外し

オーディオパネル下の細長い内装パーツ
オーディオパネル下の細長い内装パーツ

まずはオーディオパネル下の細長い内装パーツを外します。こちらは爪でハマっているだけなので、引っ張れば取り外しできます。樹脂製の内装剥がしなどで画像の位置あたりを下からこじれば割りと簡単に外せます。

細長い内装パーツが外せたら、下からプラスネジが出てくるので、ネジを2箇所外します。

プラスネジ 2箇所
プラスネジ 2箇所

ネジを2箇所外すと、オーディオパネルが外せます。このパネルは少し固いですが、下から内装剥がしでこじりながら丁寧に外します。パネル裏側に純正配線がコネクターで取りつけてあるので、無理に引っ張りすぎないように慎重に外します。

オーディオパネル外し
オーディオパネル外し

ハーネスキットを接続

オーディオパネル裏に純正コネクタ
オーディオパネル裏に純正コネクタ

オーディオパネルを外したら、裏に水色の純正カプラーが入ってます。ここにすべての電源が集中しています。

このカプラーをパネルから取り外し、購入したハーネスキットを取り付けます。向きを間違えないように押し込むとカチッと音がして接続されます。これで電源確保できました。

ハーネスキットを取り付け
ハーネスキットを取り付け

電源がちゃんと来てるか確認する

これは例えわかっていたとしても、確認のために電装品を取り付けるときには必ずやったほうが良いと思います。

説明書では黄色線が常時電源、赤色線がアクセサリー電源とあります。

簡易的な検電テスターを使って確認します。テスターの片方のクリップをどこか近くの金属ネジ部分などに固定して、先端の尖った部分を配線に当てます。電気が来ていればテスターが光るはずです。

意図的にアクセサリー状態(ブレーキを踏まずにスターターボタンを1回押した状態)にして、本当に電源が来ているかどうかを確認します。

アクセサリー電源の確認
アクセサリー電源の確認

今回は使用しませんが、今後のために常時電源も確認しておきます。常時電源は、常に電流が流れている線なので、エンジン停止時にテスターを当ててみて、光ればそれが常時電源です。

常時電源の確認
常時電源の確認

バッテリーのマイナスを取り外す

配線の確認が終わったらバッテリーのマイナス端子を外します。

マイナス端子の10mmのナットを緩める
マイナス端子の10mmのナットを緩める

マイナス配線の10mmのナットを緩めて、バッテリーから配線を外します。プラス側(赤いカバー)はいじらなくても良いです。

マイナス配線を外す
マイナス配線を外す

こうすることで、常時電源に触りながら金属部分に触れてしまったなど、不慮のショートを防ぐことができるので、面倒ですが電装品を取り付けるときはバッテリーマイナス端子は外しましょう。

電源配線取り付け

アクセサリー電源のギボシ接続
アクセサリー電源のギボシ接続

ETC配線はアクセサリー電源とアースだけです。

アクセサリー電源は赤い線にギボシ接続。アースはクワガタになっている端子をオーディオパネル内にある近くのネジを緩めて共締めしました。

アース配線(中央右下くらいネジに挟み込み)
アース配線(中央右下くらいネジに挟み込み)

メーターパネル類の取り外し

電源の確保さえできれば電装品の取り付けは半分終わったようなものです。

あとは、電源の配線をどのように取り回すかを考えます。ジムニーの場合は、運転席右下にETC専用のパネルがあるので、メーター裏に配線を通してそこまで配線を持っていけるようにします。

メーターパネルカバーは引っ張るだけ
メーターパネルカバーは引っ張るだけ

ジムニーのメーターパネルカバーは、なんと引っ張るだけでボゴッと外れます。とても簡単設計。

メーターユニットはプラスネジでとまっているのでネジを2本外します。これでメーターユニットごと外れますが、裏にカプラーが接続されているので、こちらも慎重に取り外します。

メーターユニット外し
メーターユニット外し

スターターボタンユニット取り外し

こちらも引っ張るだけで簡単に外れます。

スターターボタンユニット外し
スターターボタンユニット外し

スターター裏にとても外れにくいカプラーがついています。簡単な取り外し方は動画を参照してください。僕は外すのに結構苦労しました。

外れにくいカプラー
外れにくいカプラー

このユニットにETC取り付け専用と思われる穴が空いています。後でこちらをくり抜きます。

アンテナ配線取付け、Aピラー外し

アンテナ配線取付け
アンテナ配線取付け

アンテナ配線を取り付けます。こちらは窓の一番上にこの両面テープで取り付けました。新品のETCを購入する場合は両面テープが付属していると思いますが、僕は中古なので両面テープを購入して取り付けしました。

Aピラー
Aピラー

アンテナ配線を本体まで持っていくために、経路としては、アンテナユニットから配線を上部裏に隠しながら右に持ってきてAピラー内を通します。

アンテナ線はAピラーから下へ落とす
アンテナ線はAピラーから下へ落とす

Aピラーは爪でハマっているだけなので引っ張るだけで外せます。Aピラー内をアンテナ配線が通って下(ETC本体の裏)に入ってくるイメージです。

配線を通すときは、エーモンの配線ガイドを使用すると簡単に配線を通せます。

エーモン 配線ガイド 1m

ETCパネルのくり抜き

ETCパネルのくり抜き
ETCパネルのくり抜き

パネルをくり抜きます。この部分は樹脂で柔らかいので、大きめのカッターがあれば切断できます。

ETC取り付けアタッチメント
ETC取り付けアタッチメント

今回はエーモンのETC取付アタッチメントを使用しました。専用設計でネジが付属していてポン付けなので、これからETC取り付けしたい方にはぜひこちらをオススメしたいです。

エーモン ETC取り付けアタッチメント

カードを出し入れできる位置を確認しながら、ETC本体を両面テープでアタッチメントに固定します。

ETCの位置を入念に確認
ETCの位置を入念に確認

本体を固定し、配線取り付け、元に戻して終了

外したパネル類をもとに戻して終了
外したパネル類をもとに戻して終了

あとは取り外した内装類を元に戻して、終了です。

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