クラッチの嵩上げパーツがあるのをご存知でしょうか。一般的にはクラッチクッションと呼ばれるものです。
クラッチ嵩上げパーツ(クッション)ってなに?
クラッチを踏んだときにクッションとして当たるパーツがあるのですが、これを少し厚みのあるものに交換することにより、クラッチのトータル的な踏みシロを少なくするためのものです。
ジムニーのクラッチは比較的深めになっていて、ぐぃぃーんと奥まで踏みこまないと底付きしないため、足が短い昭和世代の僕みたいな人間にとっては、微妙なクラッチコントロールするためにはシートを少し前に持ってくる必要があります。でもそれだとステアリング操作がちとつらい。
そこでこのクラッチクッション、嵩上げパーツの出番です。クラッチの底付き場所を少し手前にして、踏み込み量を少なくしてくれます。
ちなみに「スズキの純正部品」というのもポイントです。品番は「09321-06033」です。アルトやラパン、ワゴンR、スイフトなどにも使用できる共通部品となっているようです。以下はAmazonの商品(クリックすると開きます)。
どこぞのよくわからないパーツじゃなくて、スズキ純正部品と聞いただけで試してみようかしら?と思いますよね不思議と。
購入の決め手はAmazonで売ってるから
僕が購入に至った理由は主に以下のとおりです。
- 交換が簡単(作業時間5分)
- 価格が激安(純正で150円くらい?たぶん)
- ダメならすぐに戻せる
- スズキ純正部品(安心感)
- Amazonでも売ってる
この中で購入の決め手となったのはAmazonでも売っている、という手軽さです。
僕はAmazonのヘビーユーザーなので、Amazonで買えるというだけでも購入理由になります。
さらに、Amazonで購入すると、注文履歴が残るので、自分が何を購入したのか勝手に記録を残してくれます。あとから購入したものを調べたい(品番など)ときにも便利なんです。これもAmazon購入の良いところです。
デメリットとして、Amazonで購入すると多少割高になります。ちなみに僕は399円で買いました。
ただ、わざわざ近くのスズキに行って品番指定で部品を注文して、1週間くらい待ってからまた取りに行って、みたいな労力と時間を考えると、待ってるだけで3日後に家に届くAmazonのほうが色々な面でお得だったので僕はAmazonで注文した次第です。
クラッチクッションの交換
交換方法を動画で見たい方は、以下の動画の前半部分を見てください。どんなパーツでどんな役割なのか、すぐに理解できると思います。
交換方法はとても簡単です。慣れれば作業は1分くらいでできると思います。
まずは、クラッチの可動部分の先にある黒いパーツを確認します。下の画像では指さしている部分です。
クラッチを稼働させてみると、このパーツにクラッチレバーが当たって止まるような仕組みになっているのがわかると思います。
内張りはがしなどを使用して、この黒いパーツをこじって取り外します。(※動画参照) プライヤーとかで挟んで引っ張っても良いかもしれません。
元の場所に、購入したパーツを押し込みます。
親指の腹でグイグイ押し込めば意外とすんなり入ります。
もし入りにくい場合は、パーツクリーナーで一時的に濡らしてあげるか、もしくは途中までクッションを押し込んだ状態で、クラッチをガツンと踏んであげると良いかもしれません。
ジムニー純正クッションとの比較
左が今回購入したものです。右はジムニーシエラに純正で取り付けてあるクッションです。厚みが4~5mmくらいでしょうか。見た感じはかなり違います。
この厚み分、クラッチのアーム部分が早く底付きするため、結果的にクラッチが手前で当たるようになります。
交換後の感想
まず、クラッチフィーリングは変わりました。確かに奥まで踏まなくてもよくなったので、足は楽になります。シートは1段階くらい後ろにできます。クラッチミートの感覚が少し変わるので最初は戸惑うかもしれませんが、これもすぐに慣れます。
確かに楽になりました。
けど、劇的に変わったかと言われれば、いやそれほどでもないし、結局は慣れの問題では?とも思います。YouTubeの別の方の動画では、劇的に変わったと言っている人も見られるので、この感覚は人によるのかもしれません。
僕の感想としては、交換してもしなくてもそれほど影響はないけど、交換したほうがまあ乗りやすくはなってるかもね…
といったところ。ただ、慣れてしまった今となっては元に戻す気にはなれないので、やはり楽といえば楽、ということなのだと思います。気になる方はパーツも安いのでぜひ試してみてください。
価格以上の価値があるのは間違いないです。
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